キッチンカーでの開業はキッチンカー本体だけではなく、開業するために必要な資格があります。
必要になる資格は全部で3つですが、食品を扱うためその中に調理師免許が必要そうに思えますが実は入ってないです。
ここからはキッチンカーで開業するために必要な資格について、どういった資格なのかや取得方法・更新の帰還・受験費用などもお伝えしていきます。
キッチンカーで開業するために必要な3つの資格
キッチンカーでの開業を行うためには、以下の3つの資格が必要になります。
- 食品衛生責任者
- 保健所の営業許可
- 運転免許証
食品衛生責任者や保健所の営業許可・運転免許証の3つがあれば開業が可能です。
ここからは、上記のキッチンカーで開業するために必要な資格に関して、取得方法など具体的な内容をお話いたします。
食品衛生責任者
開業するために必要な食品関係の資格が、キッチンカーの場合は調理師免許ではなく食品衛生責任者になります。
食品衛生法で令和3年から各営業許可施設に資格取得者を最低1人は置いておかないといけないと義務付けがされています。
営業許可施設には漏れなくキッチンカーも含まれており、1台に対して1名置かないといけないです。
全国共通の資格であるため一回取得しておけば、遠征しても取得し直したりする必要はないです。
取得方法
各都道府県で食品衛生協会主催の「食品衛生責任者養成講習会」を受講することで、その日のうちに受講修了証が発行されて資格取得となります。
資格取得自体は難しくありませんが、1日で6時間も行われる講習会を受講しないといけません。
大学で医学や薬学・水産学・農芸化学など特定の課程を終了して卒業していたり、栄養士・調理師免許を取得しているなら、講習会の受講が免除となります。
更新の期間
この資格には有効期限が存在していないので、免許のように更新する必要はないです。
ただし資格取得者はその時その時でちゃんとした食品衛生関係の智識を学ぶことを求められます。
何年かに一回実務講習会を受講することが義務になっているので、できるだけ実務講習会の情報はチェックしておいたほうがよいです。
受講費用
受講費用に関しては都道府県で多少差がありますが、大体10000円前後になっていることが多いです。
東京だと12000円ぐらいだったりしますが、これが大阪で行われるものだと10500円ぐらいと安かったりします。
実務講習会は地域によっては無料で受けれるところもあるので、地域で「食品衛生責任者養成講習会」と実務講習会がそれぞれどれぐらいかかるか調べて安いところで受けるのがおすすめです。
保健所の営業許可
飲食店の営業には保健所の営業許可が必要となっており、キッチンカーでの営業は特にこの保健所の営業許可が重要になります。
営業許可を得るために保健所が決めている基準をクリアする必要があり、しかも取り扱うものや営業方法で基準の項目が違っています。
自身が行おうとしている営業方法や取り扱おうとしている商品がどれに該当するのか、各保健所のウェブサイトなどで事前に調べておくのが良いです。
取得方法
まず保健所に事前相談を行い、申請書類の提出・キッチンカーの検査を行い、大体2週間ぐらいで許可証を発行してもらえます。
書類の記入の仕方などでわからないことがあれば、保健所の担当者に質問しながら記入していくことが可能です。
食品衛生責任者と違って、許可証の発行までに2週間かかるため、そこを考慮して販売計画を練る必要があります。
更新の期間
営業許可には5年の有効期限が設けられており、期間満了の予定日1ヶ月前ぐらいに更新手続きしておけば、営業期間に空白ができてしまったりといったことがなくて良いです。
取得した時と同じように保健所で定めた基準をクリアしないといけないので、設備の経年劣化などで落とされないように注意しましょう。
更新を行う前にキッチンカーの回収を行う日程や改修費を確認して計画を立てるのがおすすめです。
受講費用
こちらも地域差がありますが、大体目安としては15000円前後といったところになります。
許可を取得するのに15000円ぐらいで、更新の手数料になると2~3000円程度安いぐらいの金額に設定されています。
更新の際はキッチンカーの改修費まで含めてどれぐらいかかるか、調べてある程度確認しておくのが良いですね。
管轄別に許可が必須
保健所で取得できる営業許可は、その保健所が管轄している地域のみ有効であるため、保健所の管轄別に許可が必須となります。
キッチンカー自体を複数所持しており、複数台で営業を行う場合は車両ごとに営業許可を取得する必要があります。
新たな地域で営業する予定があるなら、許可取得まで2週間かかることを含めて、極力早い段階で保健所に相談をしておくのが良いです。
運転免許証
基本的に車体が大きいイメージのあるキッチンカーですが、運転を行うのに特別な免許証は必要なく、普通運転免許で問題ないです。
ただ免許証の取得時期によって運転可能な車両条件がことなっているため、そこにひっかからないかどうかだけは注意が必要です。
2007年6月までに取得なら最大積載量8トン未満、それ以降から2017年3月までは5トン未満、2017年3月以降だと3.5トン未満が運転可能です。
キッチンカーの車両総重量は5トン未満なので、2017年3月以降取得の場合は、準中型免許も必要になります。
取得方法
運転免許センターや自動車学校に通って運転免許証について学び、最終の実技と筆記の試験に合格すれば取得できます。
免許取得できる場所によって期間がことなっており、数ヶ月かかるところもあれば、合宿制で数週間で取得できるようなところもあります。
手っ取り早く運転免許証を取りたいなら、合宿生のところを利用してみるのもありですね。
更新の期間
運転免許証の帯の色によって有効期限が異なっており、優良となるゴールドと一般の青は5年、違反が複数回あると3年になります。
新規取得で帯の色が緑だったり、初回更新しか受けていない場合はいずれも3年が有効期間となっているため気をつけてください。
更新期間は有効期間が満了となる年の誕生日前後1ヶ月となっており、通知のハガキが登録されている住所に送られてくるので忘れずに更新しましょう。
受講費用
免許を取得する方法によって費用が異なっており、教習所に通う場合大体30万円ぐらいで、合宿で取る場合は25万円ぐらいになります。
オートマとマニュアルで費用が少しちがっていて、マニュアルのほうがオートマよりも1万円高くなります。
時間・費用に余裕があるなら教習所、短期間かつ安く取得したいなら合宿を利用したほうが良いですね。
まとめ
今回はキッチンカーで営業を行う際に必要となる資格について、取得方法や更新の期間・費用など細かくお教えしました。
食品衛生責任者・保健所の許可・運転免許証の3つが必要となっており、それぞれ取得方法を始め更新期間や費用などが異なっています。
運転免許証に至っては持っていないと、取得するのに25~30万かかり、期間も数週間~数位ヶ月と大変です。
食品衛生責任者・保健所の許可はそこまで取得に期間はかかりませんが、数万程度の費用はかかるのでそこまできちんと視野に入れて取得計画を立てましょう。
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よくある質問
お客様からよく頂くご質問をまとめました。
❓キッチンカーを始めたいんですが何から始めたらいいかわかりません。
まずは、どのような商材を提供するのかさっくりで良いので決めてください。その後は、その商材でしっかりと利益を上げる事ができるのか計画を立てて下さい。これがいわゆる「事業計画書」というものです。事業計画書がないと、実際にお金を稼ぐことができるのかわかりません。ほとんどの方は「事業計画書」を疎かにして事業を失敗させます。弊社のセミナーでは事業計画書がいかに大切かを詳しく説明していますので、ぜひご参加いただければと思います。
❓自己資金が少ない場合でもキッチンカーを始めることは出来ますか?
もちろん可能です。お金を借りる方法として①銀行融資②ローンが挙げられます。銀行融資を受けるまでの詳しい流れもご説明させて頂きますので、気になる方は一度お問い合わせ下さい。
❓キッチンカーで使える補助金はありますか?
ございます。これから創業する方、もう既に創業している方、お住まいの市町村によっても使える補助金は異なり50万円〜200万円の補助金が多いです。使える補助金がある場合は使わないと損ですよね。自分の使える補助金があるのか気になる方は、一度ご連絡頂ければ、ご自身が使える補助金をお調べさせて頂きます。
❓経営初心者でも大丈夫でしょうか?
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